羊毛ふとんのページ

寝具のいろいろ〜気になる羊毛ふとん

羊毛ふとんの正しい知識


 
    羊の種類は約3000種類あり、総頭数では11億頭にもなるそうです。
     生後1〜2年から毎年、春になるとハサミで チョキチョキ と
    年1回の散髪を受け、世界中にウール原料を送り出してくれます。

     羊毛ふとんについてもっと知識を深めませんか?

    羊1頭から刈り取られる毛は、およそ2.5〜3.0`ぐらい。
          不思議だけど、ちょうど羊毛ふとんの1枚分。
   その羊毛ふとんを使うということは、羊1頭に包まって眠っているのと同じ
       何だか、すごく、幸せな眠りに思えてきます・・・・・。
  
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   羊毛って? ・・・ 羊から刈り取った毛が羊毛(ウール) です。
              羊毛ふとんに使用される羊毛は敷用には、衣類用に比べ腰のある
              「ストロンウール」と呼ばれる少し硬い質のウールを使用します。
              掛用には、「メリノウール」を使用することもあります。
       
   
   ウール繊維の特徴 
     
      ・ ウロコ状の繊維
           羊毛は、人間の皮膚や爪と同じ、たんぱく質からできています。
           羊毛繊維は、髪の毛のキューティクルのように “スケール” と呼ばれる
           ウロコ状の表皮が重なり合っています。
            
           このスケールが開いたり、閉じたりして湿度を調節してくれるのです。

      ・ ちぢれ状の繊維
           羊毛繊維の中心の皮質部はそれぞれ性質の違う2つの組織からできています。
           このために羊毛の特徴である “ちぢれ” を生み、ふっくらした感触になるのです。
           このちぢれを “クリンプ” と呼び、羊毛の優れた機能を生み出してくれます。

        ウールがエアコン効果を兼ね備えた天然繊維だから繊維自身が呼吸したり、
        湿気などをうまく調節する機能を持っています。羊毛は他の繊維にはない、
        多くの矛盾した性質がたくみに調和し合って存在しています。
        科学でも分からない数々の長所を持っている生きている繊維です。    

       

                              ウールのスケール                        
 


     原産地はオーストラリア・ニュージーランド・フランス・イギリス・アイルランド・南アフリカなど。
     
     羊毛ふとんの原料としては、「フランス産ラコーン種ウール(ダウン種)」 や
            (ミルクはあの有名なロックフォールチーズの原材料)  
     「サウスダウン種・ファーストクロス種」などが適している。

     なかでも幻のウールと呼ばれている「ラムブイエ・メリノ種」がある。
     この羊は、メリノ本来の毛質を持つ以外に、ダウン種以上のバルキー性と
     耐久性を持っているため、ふとんの原料として最適種といわれている。
     しかし、ごく限られた地域でしか産出されないため、量が非常に少ない。


   
   羊毛ふとんの特性
    
    @夏涼しく、冬暖かい。
         ウールの繊維は独特の縮れがあります。 このクリンプと呼ばれる縮れのおかげで、
         ウールは約60%もの空気を含んでいます。乾いた空気は、断熱性のもっとも高い物質です。
         だから羊毛ふとんを使えば冬は暖かく、夏は涼しい快眠効果があります。  

    Aムレ感のない爽やかさ。
         表面 は水をはじくけど、内部は湿気をたっぷり吸い取る不思議な性質があります。
         ウールの吸湿力は綿の2倍、 ポリエステルの40倍。
         だから、羊毛ふとんなら、汗をかいてもムレ感がなく、梅雨時の蒸し暑さにも
         サラッと爽やかに熟睡できます。
 
    B汗冷えしない優しさ。
         ウール繊維は湿気を吸着すると「吸着熱」と呼ばれる熱を発生します。
         羊毛ふとんなら、睡眠中の汗を爽やかに吸い取り、
         さらに発熱して身体を冷やさないから健康的です。

    C難燃性抜群。
         ウールは合繊と違って、火源を取り除くと燃えつづけることなく自然に消化致します。
         また燃えても煙の発生が少なく、有毒ガスが殆んど出ないことも最適の安全なのです。

    D驚きの抗菌・防臭性。
         ウールは羊毛の皮膚が変形したもので、生まれながらにして細菌に対する抗菌機能や
         消臭機能をもっている天然繊維です。直接肌に触れる肌着や寝具等にはぴったりの素材です。
 
    E環境に安心。
         ウールは19種類のアミノ酸配列を基本としたタンパク質で出来ています。
         だからウールの持つ特性は、リサイクル製品となっても利用価値が高いわけです。
         廃棄されれも土壌中の微生物によって完全に成分分解され土に戻ります。


   羊毛ふとんの種類・・・・掛ふとん・肌掛ふとん・敷ふとん・かい巻きなどがある。 
 
     本来羊毛ふとんは、ウールマーク(100%羊毛)付の製品が主流であったが、
     高機能ポリエステルの開発に伴い、ポリエステルとの混紡やキャメルウールとの
     コラボレーションもある。しかし低価格のため粗悪な原料を使用したものや
     イミテーションも増えてきている。

   
   羊毛ふとんの耐久年数・・・・3〜5年が一般的。
        ランス産ラコーン種(ダウン種)を使用したウールの場合は6〜8年程度使用できる。
        しかし、3毎に1度は専門業者による丸洗い等のメンテナンスが必要。



   羊毛ふとんの比較・・・品質によって価格はさまざま。用途によって選び方もいろいろです。
 
        基本的には、ウールマーク商品であることを確認する。かなりの数の粗悪羊毛ふとんが
        販売されており、その殆どが「再生羊毛」(反毛・落毛)を使用していると思われます。
               (製品の多くはウール50%・ポリエステル50%の表示)
        この「再生羊毛」のふとんは、健康に悪いばかりでなく、耐久性にも問題があります。
        国際基準をパスした新毛(バージンウール)を原料とした羊毛ふとんを選ぶことが大切です。



  羊毛ふとんができるまで

   ◎羊毛わた編

    @ 剪毛工程 (シアリング)
       羊から毎年、その春に年1回の毛刈り(剪毛)を行います。
       これを “ショーンウール” と呼び、正規の羊毛原料として取り扱います。
    
       屠殺された羊から毛を採取したものを “スキンウール” と呼び、
       病死した羊から毛を採取したものを “デッドウール”と呼んで厳密に区別されてます。
       ウールマーク基準では、“ショーンウール” だけを羊毛ふとんの原料にします。

    A 選毛工程 (ソーティング)
       “ショーンウール” の羊毛から その部位により、毛の太さ・長さ・クリンプの状態に
       選別し、原毛の規格に選び分けます。

    B 洗毛工程 (スカウリング)
       羊毛に付着している油脂や不純物を洗い流します。

    C 化炭工程 (カーボナイジング)
       原料の種類によっては、混入している植物性不純物(干し草など)を炭化して取り除きます。

    D 防縮工程 (シュリンクプルーフ)
       原料の種類によっては、フェルト化を防止する加工をします。


  ◎羊毛ふとん編

    E 製綿工程
       @〜Dの羊毛わたを積層する。その際に羊毛のクリンプが伸びてしまうために
       高温の蒸気を与え、急速乾燥させることで、本来の状態に戻します。
       これを “スティーム&ドライ”と呼び、羊毛ふとんの素材の理想に近づけます。

    F 仕立工程
       羊毛わたの吹き出しを防ぐために、繊維を細かく織り、ローラーをかけた側地を使用します。
       この側地を “ウールプルーフ生地” と呼びます。
       羊毛わたをすみずみまで丁寧に仕立てます。

    G 仕上工程 
       羊毛わたの動きや側生地のズレを防ぐためにキルティングを施します。

    H 検査工程
       仕上がった羊毛ふとんを検査して、合格品に対しラベルが添付されて出荷します。


    
  


   ウールマークとは?
       ザ・ウールマーク・カンパニーが定める「品質を証明するシンボルマーク」    
       このマークは世界的な厳しい品質基準に合格した製品にだけつけることができる。


   ウールマークの品質基準とは?
  
    ・羊から刈り取った羊毛(新毛・バージンウール)を使った純毛製品である
      
       ウールマーク商品には「新毛」のみが使われています。糸屑や裁断屑・中古品などを
      解きほぐして繊維に戻したものを「再生繊維」といい、これを使った「再生羊毛」は
      ウールのもつ特性である暖かさや風合いも失われたものになります。

    ・ ザ・ウールマーク・カンパニーが定めた強度・染色堅牢度の基準にかなっていること。
      
       製品に使用している生地が破れたりしないか、光や洗濯・汗などに対して退色したり
      しないか、クリーニングによって過度に収縮しないか、などさまざまな試験があり、
      そのすべてに合格していなければならないのです。

    ・ 装飾用として他繊維の混入率は5%以内である
      
       ラメが入ったり、綿のストライプが入っているウール素材でも、それらが5%以内で
      あればウールマークをつけることがでます。

    ・ ウールマークライセンスのあるメーカー製品である
      
       ウールマークは厳しい審査にパスしたメーカーだけにライセンスを与えます。
      必ずライセンスナンバーがウールマークとともに明記されています。

    ・「毛100%」の表示と「ウールマーク」との違いについて

       法定表示「毛100%」とウールマークとはいくつの違いがあります。
      毛100%だからといってウールマークがつけられるわけではありません。
      ウールマークは新毛99.7%以上であることが条件ですが、
      家庭用品品質表示では 97%以上で毛100%と表記でき、しかも再生羊毛の使用も認めています。
      また、ウールマークは羊毛のほかにモヘア・カシミヤ・アンゴラなど高級獣毛だけの使用を
      認めていますが、家庭用品品質表示ではすべての獣毛を含みます。
      ウールマーク高品質ウール製品であることを表しています。

   
   
    


 


 

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